『あれマジだわ。』

「え…?」

『ぁ、ううんっ』


慌てたようにコーヒーを飲むちえさん。


『…あ。自己紹介まだだったね。私、藤咲 智愛。』

「ふじさき…?」

『字はねー…こうっ』


どこからかメモ帳とペンを持ってきた智愛さんは、綺麗な文字で名前を書く。


「へぇ…可愛いお名前ですね。」

『でしょ?私も気に入ってるんだ。歳は23ね。』

「ぁ、私と一緒…!」

『本当!?じゃぁ、タメじゃん♪よろしく。』

「よろしくっ」


笑顔で智愛ちゃんと握手。

智愛ちゃん気さくだし…良いお友達になれそうだな。