「星羅……」
「一生獣の姿でもいい。
あるいは、命を失ってもいい。
けれども、これは何よりも耐え難い罰だよ」
痛いほど握りしめたわたしの手の甲に乱暴に口づけて、星羅は、血を吐くように叫んだ。
「真衣が前王の娘だと、現王に真実を告げられても!
僕は、真衣のこと愛してるからだ。
真衣に対する気持ちを切り替えるのも、無理だからだ……!
なのに、他の男の元に行くための衣装をこの手で作れ、と!?」
よそ行きの口調で抑えていたらしい理性が、吹き飛んで見えた。
感情を、嵐のようにぶちまけて。
星羅は、深くため息をついた。
「……残酷だね。真衣。
けれども、これで君の気持ちが少しでも晴れるというのなら。
僕は、最高のドレスを作ってみせるから」
そう言って、握り締めてた手をそっと放し。
作業に戻ろうとした星羅の手を、わたしは、強く握り返した。
「まっ……待って……っ!」
誤解してる……!
もう一度、星羅に会うための手段として、王さまに花嫁衣裳を頼んだのに!
星羅は、わたしの心が完全に離れてしまったと思っているんだ……
それは、自分が手にかけた、罪の重さも関係しているのかな?
自信が揺らいだ上に、現王に何か、余計なことをささやかれてしまったのかもしれない。
わたしが、憔悴している?
ううん。
星羅の方が、よほど辛そうだった。
そんな心が壊れそうな星羅の手をわたしは抱きしめるように取った。
「わたしも、星羅のことが、好き。
王さまが言った『真実』ってのを聞いても。
急に、今まで見たことも無い、わたしの両親が星羅に殺された、なんていわれても!
わかんないわよ!
ソレは星羅からも、お父さんからも聞いてないんだもん、ね?」
届いて、星羅。
これがわたしの本音、なんだから、ね?
「だから、わたしは本当のことを、どうしても星羅の口から聞きたかったの。
そのために、王さまに星羅のドレスが欲しいっていったのよ」
「真……衣」
「一生獣の姿でもいい。
あるいは、命を失ってもいい。
けれども、これは何よりも耐え難い罰だよ」
痛いほど握りしめたわたしの手の甲に乱暴に口づけて、星羅は、血を吐くように叫んだ。
「真衣が前王の娘だと、現王に真実を告げられても!
僕は、真衣のこと愛してるからだ。
真衣に対する気持ちを切り替えるのも、無理だからだ……!
なのに、他の男の元に行くための衣装をこの手で作れ、と!?」
よそ行きの口調で抑えていたらしい理性が、吹き飛んで見えた。
感情を、嵐のようにぶちまけて。
星羅は、深くため息をついた。
「……残酷だね。真衣。
けれども、これで君の気持ちが少しでも晴れるというのなら。
僕は、最高のドレスを作ってみせるから」
そう言って、握り締めてた手をそっと放し。
作業に戻ろうとした星羅の手を、わたしは、強く握り返した。
「まっ……待って……っ!」
誤解してる……!
もう一度、星羅に会うための手段として、王さまに花嫁衣裳を頼んだのに!
星羅は、わたしの心が完全に離れてしまったと思っているんだ……
それは、自分が手にかけた、罪の重さも関係しているのかな?
自信が揺らいだ上に、現王に何か、余計なことをささやかれてしまったのかもしれない。
わたしが、憔悴している?
ううん。
星羅の方が、よほど辛そうだった。
そんな心が壊れそうな星羅の手をわたしは抱きしめるように取った。
「わたしも、星羅のことが、好き。
王さまが言った『真実』ってのを聞いても。
急に、今まで見たことも無い、わたしの両親が星羅に殺された、なんていわれても!
わかんないわよ!
ソレは星羅からも、お父さんからも聞いてないんだもん、ね?」
届いて、星羅。
これがわたしの本音、なんだから、ね?
「だから、わたしは本当のことを、どうしても星羅の口から聞きたかったの。
そのために、王さまに星羅のドレスが欲しいっていったのよ」
「真……衣」



