「…何コレ…?」 下駄箱を開けると、靴の上におかれた小さな一枚の紙。 「えっ…」 開くと中には… “調子乗ってんじゃねー。 これ以上、望に近づかないで? 佑斗とも別れてよ。” 私はその紙をグシャグシャに丸め、近くのゴミ箱へ捨てる。 佑斗と別れるなんて、絶対に嫌だ。 私の大切な…大切な、すごく大好きな人。 かけがえのない人。 だから、何言われても…別れたくない。 望も、大切な幼なじみなの…。 近づかないなんて…無理だよ。