「じゃあな、もう転ぶなよ?」 そう言って私の頭を、優しく撫でる。 「ぅん/// 気をつける!」 佑斗は、仕草も声も…何もかもが優しい。 さっきも、転びそうになった私を抱き止めてくれた。 本当に…優しい人。 好きになったきっかけも、そうだった。 昔っから、ドジだった私。 周りの男子は、そんな私をよくバカにしてた。 だけど…佑斗は… 「お前、よく転ぶな! よし!次、転びそうになった時は俺が受け止めてやる!」