「莉音。」 そう優しく微笑み、私を呼ぶ佑斗。 「あっ、今いくねっ」 今日は、いろんな人に「おめでとう」の言葉とプレゼントをもらった。 郁は結局、クレープだけじゃなんだからって可愛いクマのキーホルダーをくれた。 望も、使ってなって言ってヘアピンとカチューシャをくれた。 「あがって…」 そんなことを思い出しながらあるいているといつのまにか… 佑斗の家の前。 「おっおじゃましますっ…」 緊張しながらも、私は家へ入る。 「あっ、親今いねぇから…」