不思議に思って、私は凛の視線をたどる。 「…佑斗…?」 凛の視線の先にいるのは… キレイな女の人と、楽しそうに話して歩く佑斗の姿。 「なんで…?」 「っ…莉音…」 落ち込む私に、戸惑う凛。 「どうしたの?」 そう言って、私たちの元へクレープを持って帰ってきた郁。 「…いこっか…」 郁は、すべてわかったのか私を少し離れたベンチへ連れていく。