ちゅっ
「えっ!?」
近づいたと思うと、軽く額にキスをした郁。
「へへっ^^
ゴメンね」
そう言って、意地悪そうな笑みを見せる郁。
「…僕ね、莉音の幸せ願ってるから。
佑斗と幸せになってね^^」
そういった郁の顔は、今までみたどの笑顔よりも優しかった。
「ウンっ。
ありがとう^^」
「じゃあ、先に莉音戻ってて。
僕、用事あるからー」
そう言って、手を振ってくる郁。
「ウン、じゃああとでね^^」
私は、郁に背を向けた。
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