「…僕…諦めるしかないのかな…」 そう小さな声で呟いた郁。 「…諦める必要は、ないカモしれへんけど…。 好きな人の幸せ、願えるヤツはかっこええと思うで? …あとは、郁が決めることや…。 俺は、これ以上何もいわへん。 …じゃあな、先戻ってるわ^^」 そう言って、ベンチから立ち上がる。 「…望…ありがと…」 そう俯きながら言った郁。 今は1人にしてあげたほうがいいみたいやな…。 「おぅ。 はよ戻ってきいや? 待ってるから^^」 「ウン。」