「どうせ、佑斗からでしょ? なら、よけいダメだから…。 ねぇ…続きしよ?」 そう言って、私の目を見つめてくる。 「あのっ…こーいうのはさ…無理っていうか…」 頑張って逃れようとする私。 だけど、それを郁は許さない。 「逃げようとしたって無駄だよ? 莉音は、女の子。 僕の力にはかなうわけない。 それに今、ここには僕と莉音、2人しかいない。 誰もこないし…。 したって、バレナイよ?」 そう言って、だんだんと近づいてくる。 「っ…そう言う問題じゃなくてっ!!」 「ねぇ、もう黙って?」