溺愛彼氏×ドジな彼女


「じゃあ、ほかの委員も決めるぞー」

もう話は先に、進んでるし…。

「ねぇ、佑斗クン、私と一緒に委員やらない?」
そう言って、話しかけてきたクラスの女子。

…誰だっけ…。
しらねぇし…。
…俺って、ホント莉音以外の女ってどーでもいいんだよな…。

「わりぃけど、無理。
 ゴメンな」


「ふぅん、かっこえぇやん^^」

「は?」
ニヤニヤしながら、俺に言ってくる望。

「てっきり、ヤキモチやいてOKすると思ったわ。」

「俺はそんなヤツじゃねぇし!!」

「そうやった、そうやった」

「おい、ものすげぇ棒読みなんだけど?」

「あっ、ばれた?^^
 ってか、そんな余裕にしててえぇん?」
そう言って、俺から視線を離す。

「は…?」
俺は、わけがわからず望の視線をたどる。

「あ…」
そこには、楽しそうに話す莉音と郁の姿。

「まぁ、がんばりぃ^^」