エンを抱えると同時に、第二波が来た。 速さも力も第一波をしのいでいたけれど、私が揺さぶられることは無かった。 「お願い、もう少し高く抱えて」 「かなり重いな。……荷物が。やってみるよ」 「ごめんなさいね。できれば、水につかりたくないの。私の服は透けやすいから」 波が引いた後、私の足元には白い台座が出来ていた。 第三、第四と波が高くなるにつれて、台座もまた同じように高くなった。 台座をつくっているのは岩のような塩だ。