体内の酸素は長くはもたず、すぐに胃が波打ち、意識が朦朧となった。




 先に音を上げたのは理性だ。


為すすべが無いことをいち早く悟り、諦めてしまった。


自分の身に起きていることが、とても遠くに感じられた。