燈影(ほかげ)なき室(しつ)に我あり 父と母 壁のなかより杖(つゑ)つきて出(い)づ 行商で鍛えし足の衰えて 迎えし我を 母は杖とす (一郎)'04.1.16 ひと月の病室暮らし 去年(こぞ)の夏 その甲斐あって早寝身につく (一郎)'06.9.7 机の裏でホコリをかぶっていた 額入りの父の写真 見えるところに今は置いてはいるが 友達にもらった色紙をその前に立てている 写真の父に見られたくない 写真の父をまだ見たくない [ 一郎 ] '08.4.28