「はいはい。さ、ご飯食べよ」 「「はーい」」」 由樹が作るご飯は本当に美味しい。和食がメインで栄養バランスも彩りも完璧。 「さすが由樹。すごい美味しい」 「うん、本当だ。由樹さんすげぇ」 「ははっ、ありがとう。いっぱいあるからね」 「うん」 3人で穏やかな食事。つい先日あんな事があったのに、今はこうして穏やかだ。 とても安心する。でも、きっと長くは続かない。あいつが戻って私の前に現れたのだから。