* 俺様な先輩 *





「あー」




後ろからさっきの声がして振り返る




「俺、2年の南遥人」


「はぁ……」


「よろしく」



そう言って彼は去っていった


フッと笑った顔に


不覚にもカッコイイと思ってしまった




いけない、いけない


騙されちゃだめ


でも…あたしの胸がドキッとしたのは


何で………?





てか 南遥人って…


微妙に聞いたことあるような…



「詩織すごいよ!///」


「何が?」




隣の華音は未だに興奮してた