「しーおりっ」 「…ん?」 おにぎりを口に半分くわえたまま 華音の方を見ると 何かを聞きたいかのように 私の肩に手を回した 「何よ、華音」 「すっご〜く寂しそうな顔してるけど大丈夫ー?」 ニヤニヤしながら聞いてくるから まったく心配してるとは 思いがたいんですけど… てゆうか、寂しいって何さ あたし、寂しい顔なんてしてた? 別に……寂しくなんかないけど 「詩織〜…友達だよねぇ?」 いまだにニヤニヤしている華音を見ると 生徒会室での内容を話せと 目で語ってるようにしか 見えなかった