* 俺様な先輩 *





もうそろそろ起きよっかな


暑いし……。


布団に深く潜っていたせいか


汗がびっしょりになっていた。



ゆっくりと布団から出ると


目の前の光景に目を疑った。









…………何で?




どうしてここに………先輩がいるの…?





「先輩……」





あたしはもう軽く放心状態で


ベッドの脇で突っ伏して寝ていた先輩を


起こす気にもなれなかった。