「見とれてんなよ〜、詩織!」


「華音ッ!」





ぼーっと突っ立ったままの


あたしを現実世界に戻したのは


やっぱり華音。





「今日も先輩のお見送りですか?」


「え〜///まぁ…お見送りっていうか

あたしが送ってもらってたんだけど…」





それから華音はため息をついてから


『いいなぁ〜』って言った。




華音なら、男なんて


選び放題な気がするんだけどな。


なんか、時々呼び出しされてるし…