「水姫様、美依様がいらっしゃってます」


水姫「美依が?」


美依とは年の離れた妹君の事だ


美依は私と違って黒髪黒がちな瞳、大和撫子みたいな子


いや、私だけが違うんだ


美依「お姉様!!!絵本読んで♪」

水姫「絵本………いいよ」


美依「この絵本を読んでほしいんだ!!!」


水姫「夢水の………姫」


美依「この本に出てくるお姫様がお姉様に似ているの!!!」


水姫「私に………?」


私は本のページをめくった。すると私にそっくりなお姫様がいた



水色の髪に金の瞳

腰まで伸びた髪


まるで私がお姫様みたいに描いてある


美依「ね♪」


私は作者を見てみると『水王』と書いてあった



水姫「美依………この本は誰が…………?」


美依「パパだよ」


水姫「お父様………?」


美依「お父様のお知り合いが書いてくださったんだって♪」