24時間プロデュース【完】





「いちる」


「…何よ」


そっぽを向いても、尚あたしの名前を呼ぶ架。


けれど拗ねたあたしは簡単には、顔を向けてやらない。


「いちるに良い物を持って来たんだけどな」


「…良い物って何よ」


「それはいちるが拗ねるのをやめたら
プレゼントしたげる」


架は巧みな言葉であたしを操作しようとする。


良い物って何?


それは気になるけど、でもここで簡単に拗ねるのをやめてしまったら

架の思う壷って言うか。


餌に釣られたペットみたいで嫌だ。


そう思ってるのに。