思わず叫んでしまった私の声が空に溶けて消えていく。 屋上でごはん食べててよかった……。 これが教室だったらきっと注目の的だ。 「なーに言ってんの。優等生の水沢くんだって健全な男子高校生なんだから」 「そうだけど…」 「それに、シャツのボタンを上から2つくらい開けて、ネクタイを緩める水沢くんの姿を想像してみなよ!エロチックでカッコよくない?」 「変態じゃん」 とか言いながら、想像(もはや妄想)をしてみる。 …確かにいい。 萌える…かも。