そして、カップル大会のスタート。
司会は戸村さんと宮崎さんだった。
なかなか先生が来なくてドキドキしていると、戸村さんが教えてくれた。
「先生と奥さんは最後なので、まだまだ後です。新垣先生、あとちょっとで来ると思います」
最後かぁ。
余計緊張しちゃうかも・・・・・・
「おう。お待たせ」
息を切らせて先生が到着。
やっぱりいつもの白いジャージのまま。
それが先生だもんね。
「お疲れ様。大丈夫?」
「ああ、間に合ったな。みんなのも見たかったから」
私達の仲間以外の出場者は3組だけだった。
普通っぽいカップルで、ライバルにはならないねとみんなが言っていた。
やっぱり、隆介君か先生かどっちか、かなぁ??
「さっきの、大丈夫だった?」
「あ、見てたの?」
午前中のイベントでの罵声・・・・・・
ずっと気になっていた。
「怒ったの?」
「いや。怒ってない。宮崎みたいに後悔したいのか?と言っただけ」
そっか。
先生らしいね。
忘れていた。
文化祭や体育祭などのイベントの時は、なるべく先生は怒らないんだっけ。
絶対怒鳴らないんだよね。
「あ、翼先生と桃子ちゃんだ!」
先生は舞台の袖からニヤニヤしながらふたりを見ていた。
緊張しちゃってる翼先生が面白い。
それからも、続々と私達のお友達が紹介される。
最後が私達で、その前が隆介君と美亜ちゃん。
「負けませんからね」
先生にそんなことを言う隆介君。
意外に気合入ってる。
「ふふ」
と先生は隆介君の肩に手を回した。

