先生はスピーチを頼まれた。



私と依子は、思い出の写真をスライドショーで流しながら思い出を話す。




用意しながら、もう泣いちゃってたもんね、私。








群青色と水色の絵具を混ぜて、そこに白をふわっと混ぜたような空だった。






おめでとう。



ゆかり。





おめでとう。



たっくん。




この日をどんなに待ち望んでいただろう。







教会の前には芝生の広場があり、そこで招待客がワインやジュースを飲んでいた。






「豪華だなぁ!たっくん、頑張ったな」




先生は、オレンジジュースのグラスを2つ手に取り、にっこり笑う。





「本当に素敵~!もう一回結婚式したくなっちゃう」




「ば~か」