「ここで、少し横になってろ」




ベッドに寝かされた私。






「俺は、ここでお前のこと見てるから」




「え?」




「だめか?」




「いえ・・・・・・でも、先生授業は?」




「授業は今日はもう終わった。だから、暇だし・・・・・・」





先生は私のおでこに手のひらをそっと乗せた。





「俺が・・・・・・ここにいたいから。そうさせてくれ」




「先生?」





私達、バカだよね。



でも・・・・・・最高にときめいてるよ、私。






「俺、矢沢のことが好きかもしれない」




「私も、先生のことが好きかもしれない」




「かもしれない?」






先生は、顔を近付ける。







「先生のことが好き・・・・・・」




「俺も、矢沢直が好きだよ」





鼻と鼻をくっつけて、ふふふふって笑い合った。