―ゆかりとたっくんの新居―





今日は、ゆかりとたっくんの新しい家に遊びに来ていた。



綺麗でオシャレな賃貸マンション。




「おぉ!!広いなぁ」




先生は、お風呂場で大きな声を出す。




「うわぁ!広いし、綺麗!」




私も大興奮!





「最近は、どこもこんな風呂だよ」




たっくんはそう言ったけど、とても立派なお風呂だと思った。




「参考にしようね、先生」




「ああ。こんな広々とした風呂良いな~!ラブホみたい!!」






先生は子供のようにはしゃいでいた。




久しぶりのたっくんとゆかりとの時間、私もはしゃいじゃう。





「ベッド、すご~い!!」




クイーンサイズのベッドの上には、たくさんのぬいぐるみが置かれていた。





「新婚って感じだな。たっくん、どうだぁ?新婚は」




「いや~、やっぱり一緒に暮らすって良いよな。今までとはまた違う感じがするよ」




たっくんは、隣にいるゆかりの顔を覗き込む。




ゆかりは照れ臭そうに、


「うん。楽しいね。でも、たっくんのおなら臭い!!」



と、たっくんの背中を叩く。



「仕方ねぇだろ!!」




「付き合ってる時はしなかったのに」




「結婚はそういうもんなの!!」





ふたりのやり取りが面白くて、私も先生も笑っていた。