直の愛情たっぷりの手紙で、俺の元気は回復した。






大丈夫。



何とかなる。





俺は、俺のできることをしよう。




それでいい。







俺は胸ポケットに手紙を入れて、また空を見上げた。



さっきの雲とは違った形をしていた。



空には、高校時代の直がいるように見えた。







“先生~!さようなら”



って廊下を走って行く直。




“廊下は走ってはいけません”




俺が注意すると、嬉しそうな顔で



“は~い”って言って、また走るんだよな。









直、好きだよ。





真剣な表情で食事を作っている直も、むにゃむにゃ言いながら寝返りを打つ直も、エッチな直も、俺のことを見つめてニヤニヤする直も、全部全部大好き~!!!





~先生目線END~