「たっくん、とうとう結婚したんだな。まだ信じられないよ、俺」
「私も、まだ信じられないな。どんな夫婦になるんだろう」
「今まで通り、波乱万丈な夫婦になりそうだな」
と先生は笑った。
「でも、一本ちゃんと筋が通ってれば、うまく行くと思うんだ」
先生は、真剣な表情で言った。
「そうだね。たっくんも、結婚したらもう大丈夫だと思う」
「そうかぁ?」
と先生は笑ったけど、心の中ではちゃんと信じているように見えた。
「二次会で読んだあの手紙、一生絶対覚えててやる。何か仕出かしたら俺がたっくんに説教してやるから」
「あの手紙、感動だったよね。先生の手紙を思い出しちゃったよ」
二次会で読んでくれた先生の手紙・・・・・・
久しぶりに読みたいなぁ。
「手紙なんて俺、書いてねぇけど?」
な~んてトボける先生。
「照れてるの?」
「照れてねぇよっ!!」
めちゃめちゃ照れてる。
赤い顔をした先生が本当に好きだよ。