「いらないならとっくに捨ててただろ?」 って上を向きながら指輪を電気に翳(かざ)して眺めている 「何が??」 「これ、俺が祭りの時にあげた指輪だろ?」 ……………………は?? 「300円の安物の指輪が錆びても俺と別れてもずーっと付けてたってどういうことだ??ん???」 …………覚えてた…の…?? あまりの出来事にビックリして瞬きさえ出来ない 「ほら、答えろよ 俺のことが大好きなんだろ??」 「………好きじゃ…なぃ……」 小さな声で力無く呟いて慌てて海斗のアパートから飛び出た