「………ありがとー…ん?」 自分の声で目が覚めた 目を開けると右手の薬指には錆びて茶色に変色してしまった指輪が目に入った あの日からもう3年か 懐かしい夢見ちゃった… 「ん~!!」 腕を上に上げて伸びをすると 「やっと起きた?」 チャラ男が横に寝ていた 「……へっ!?」 驚いて辺りを見渡すと知らない部屋のベッドに寝ていた 「お姉さん昨日のこと覚えてる?」 ってチャラ男はニヤニヤしている 「昨日のこと??」 ………………覚えてない