｢おっ、やっと出て来た｣



ドアを開けると莉緒のお兄さんの亮太さんが立っていた



｢あ、亮太さん……｣



真っ赤な顔を見られたくなくてパッと顔を下に向けると




｢芽依ちゃん。大丈夫、？｣



って亮太さんの後ろにいた莉緒が心配そうな声で話し掛けて来たから




｢莉緒ぉ｣



莉緒の胸に飛び込んだ




｢じゃ、後はよろしくー｣




莉緒にギュッと抱き付いていると後ろから海斗の声が聞こえてきた