「か、海斗!ちょっとどこまで行くの!?」




食堂ルームを出てから大学の廊下をずっと手を引っ張って歩いて行く。




「ねぇ!離してよ!!」




陸斗に見られたくない、





「わかった 離す」




「え、わぁ!」



いきなり引っ張っていた手を離すもんだから前のめりに転びそうになった






「芽依。あ「海斗ーーっ!!!」




海斗の声は準ミスの怒鳴り声でかき消された




「うるせぇ…何だよアイツ」




って海斗は顔をしかめている




「こっちに来て!!!」




声がした方を見ると廊下の先に手招きをしている準ミスがいた




「す、スゴく怒ってるみたいだから行った方が良いんじゃない…?」




「ヤダね」