帰り道。 あっと言う間に過ぎちゃって もうあたしの家の前。 「じゃ、また明日ね」 そっと手が離される。 寂しくてあたしが俯いていると、 頭を撫でてくれた。 「柚衣、顔上げて」 「??」 顔を上げると、 おでこにキスをしてくれた。 そこからどんどん熱が広がっていく。 「なっ…」 「キスはもう少ししてからね」