【完】あたしが君を守るから







――――パサッ...




解いた縄を地面に落とす。




その音に、油断したようにあたしを見る。




「そんなこと、させないからっ...」




周りに何もない空間だからこそ、司の銃を持っている手めがけて回し蹴り。




見事に命中して、司は銃を落とす。




「う゛...」




短い呻き声。




そんな司の表情。





見たくなかったよ。





「歩っ...」




そして、エレベーターの扉は開きあたしの名前を呼ぶ。