あれから夏目のことは、もちろん直視できなかった。 そのまま、なんとなーく時間は過ぎていった。 夏目にとっては、あんなの冗談だろうな...。 それに、"ついで"だし。 自分に言い聞かせる。 すると、左頬に暖かい何かが触れた。 「っ??!」 急いで、目線でそれを探し、凝視する。