医務室に連れて行くつもりみたい。 そして、あたしの前を通り過ぎる瞬間。 一瞬だけ、目線が合った。 ...でも、すぐに逸らされた。 心臓がきゅうっと苦しくなる。 辛いよ...。 苦しいよ...。 「...これ、何かしら?」 椎たちが出て行った瞬間、祥子さんが口火を切る。 視線が一気に注がれる。