ふるふると首を横に振る。 「分かんない。ただ、何となく苦手...」 眉を下げた椿くんは、可愛いけど、可哀想で...。 放って置けなかった。 落ち着かせるように頭を撫でる。 子供の直感ってのは侮れない。 でも、今回は初対面だからかな。 美咲さんは、美人でドキドキしちゃうもん。 綺麗な笑顔で、椎のとなりに立つ彼女。 釣り合っていて、お似合い。