「何しに来たんだ、リカ?」

怪訝そうに尋ねる流星さんの声は、いつもと違って冷やかだった。

「ミカを迎えに来たに決まってるでしょ!?
急に来ないなんて…そんなの許さない!!」

捲し立てるように言葉を続けるリカさん。

「今日が何の日か、ミカだって分かってるはずよ?
それをキャンセルだなんて…。
みんなだってミカに会うのを楽しみにしてるのよ!?
ミカこそ何やってんのよ!!」

「見ての通り。食事してるんだ。
来週から海外出張だし、今日しかないから仕方ないだろ?」

「あたしたちより、この子が大事ってわけ!?」

「ああ、そうだよ。彼女が大事なんだ。
分かったら早く行けよ!」

どうしよう・・・?
言い争ってる。

私のせい?