そして、イベント当日の今日――

なぜか私はレセプション会場に・・・。


最初の打ち合わせの日、
流星さんに「当日も予定を空けておいて下さい」と言われた。

作品の様子をチェックし、場合によっては手直しするつもりだったから、何の躊躇いもなく頷いた。

それがパーティ出席を意味していたなんて・・・。

理解した私は、慌ててお断りを入れたのだけど、一切聞き入れて貰えなかった。

そんな華やかな場所に不向きな私。

着て行く服が無い、と言い訳したら
「じゃあ今から探しに行きましょう♪
用意は全てこちらでするから、瑠璃ちゃんは身一つでお願いします」って。

腕を引かれた瞬間、『出席は決定なんだ』って理解した。