流星さんを起こさないように、ゆっくりベッドを抜け出す。


足元には脱ぎ散らかした互いの衣類が…。
やけにリアルで恥ずかしくなる。

時計に目をやれば、朝の5時過ぎ。
そっか。あのまま、私…眠っちゃったんだ。

自分のと流星さんの脱いだものを拾い集めてリビングに移動する。

花火の勢いのまま、寝室に雪崩れ込んだから…。
テーブルの上はそのまま、照明もエアコンもつけっ放しだった。


ここへ来る時に着ていた洋服を身に着け、流星さんの脱いだものと自分の浴衣を畳む。

次に、テーブルの上のお皿やグラスを台所に運び、洗う事にした。


広いマンションだから、台所の水道音も寝室には届かない。


疲れてるみたいだから、ゆっくり寝かせてあげたいな。