「笑うなぁっ!」



「ごめんごめん(笑)」




笑った俺を見て、また鈴乃は少し顔を赤くする。



それ以上顔赤くしてどうするんだよ。





キ―ンコ―ンカ―ンコ―ン…




「もうっ、チャイム鳴ったから行くからね!」




そう言って顔をあからさまにぷいっと背け、足音をわざと大きくする鈴乃。




…子供かよ。