*翔side* 「きゃぁぁぁああ!!!!!」 あいつの叫び声を聞きながら、一気に階段を駆け上がる。 向かってるのは… 「ほら、もー着いたぞ」 「げほっ、もう! 何なのよ…」 「いいから。行くぞ」 咳き込みながら少し怒った顔をしていたあいつの手を引いて、俺は扉を開け、 屋上に、入った。 向かってたのは屋上だった、って訳。