「あんた、またやきそばパン? 好きだねー」 「うん、好き」 購買で、それぞれパンを買って、今は教室へ帰る途中。 「って、ゆーか、そーゆー美菜も好きじゃん? そのパン。クリームパン?」 「うん。美味しいんだもん。このクリームパン。クリームが私好みでさぁ~」 そんな他愛のない会話をしながら、廊下を歩いていた。 と、その時…