「翔――!!!!」





花咲さんが出ていき、ぼーっと頬杖をついていると、


廊下に花咲さんの甲高い声が響いた。





翔…だって。





花咲さんは…神崎しょ…翔の、彼女なんだろうか。





そんなことを考えていると、廊下にいた女子二人組のおしゃべりが聞こえてきた。