俺様王子のお気に入り







「はぁ!!!??」





私の大きな声をに反応して、みんなの視線がこっちに集まる。





「声でかいよぉ~ 鈴乃ー」




「いやいやいや、あんたがびっくりさせるからでしょ!!」




「だって、ほんとだよ? のろのろしてたら取られちゃうかもよ?? 翔くん。あーゆー子は、仕事早いし」





美菜の視線が私から外れ、あの…花咲さんのほうに向く。




花咲さんはまた、川野くんや他の子としゃべりながら、華のような笑顔で笑っていた。