俺様王子のお気に入り






「…は?」




そんな神崎翔の言葉に思わず声を漏らす。



面白いって、何が?




「俺に媚びない女なんて初めてだ」



「ぅえ!?」




そう答えると神崎翔は壁に手をつき、私を見下ろした。




背、高。




私がそう思ったその時、神崎翔は、人差し指でピッと私を指さして、言った。





「お前、俺のお気に入り決定」