…俺の、せいだ。



…俺が…、一人で帰したからだ。



……鈴乃を…一人に、独りに、した。



一人でいるのが危険だってことは、俺が一番わかってた、はずだった。



鈴乃はあの性格だから…、そこまで、警戒していなかったこと。



まだ何もされていない“これから”が、危ない事は。




それは、俺が、わかっていたのに。


だから、守ると言ったのに。




なのに。







わかっていて、俺は……――