俺様王子のお気に入り





着替え終わって武道場を出ると、翔が入り口で立っていた。



「やっと来た。おせーよ。じゃ、行くぞ」



翔は、私にそう言うと、前を歩き出す。



「遅くてすいませんー」



私もそう言いながら、翔の後ろを歩いて行く。



何で隣に並ばないかって?




…女子たちに気付かれると面倒だからです。