俺が頭を少し下げたと同時に、ピピピピッっと機械音がした。




「どれどれ…、わっ、39度もあるわ!! これは早退ね」



先生は自分で体温計を見ると、俺にも見せてくれた。



39.2…。どんなけ熱あるんだよ。




「大丈夫か? こいつ」



「心配?」



俺が鈴乃を見ながら言うと、先生は悪戯っぽく笑った。




「その子のこと好きでしょ?」



「~~~っ///!?」