「でもマサル先輩って オンナぐせ悪いじゃーん?」 「男なんてそんなもんでしょ。 ねぇ、リン~、 姉ちゃんの権力で近付けないの!?」 ……“また”だ。 あたしは右腕に 馴れ馴れしく絡み付いてくるミナに ため息をこぼした。 そして、 とてつもなくうざく感じる。 確かにあたしのお姉ちゃんは、 このちっさい街の トップ層のヒトと結婚して、 権力がある。 兄も結構慕われているヒトだ。 あたしが言うのもなんだけど、 二人とも尊敬しなきゃいけないヒト。