*突然、手紙出しちゃッて、ゴメンねェ。

名前ハ名乗らないけレど、とにヵく、君の事が「ダイ女子キ」なんだ。

…最近、君、学校で体操服無くしたデしょ?実はアれ、僕が盗んだんだ。

解るだろ?解るダロ?好キな娘の汗が染み込んだ服、欲シいじゃなイ。

モチロン知らなイダロうけれど、僕の想像の中じゃあ、心チャン、すデにイーッパイ、「イケナイコト」されてるンだよォ。

ハダカンボにサれて、芋虫みタいに僕に全身這いずり回られタリ、チュッチュッテ、キッスされたり…

ああっ!もうっ!君がカワイ過ぎルカラいけないんだ!
コレからも色々と君にチョっかイ出してゆくからね。

僕ハ、君のオかげで、すッかリ恋の野獣…*


気が付けば、全部読み終える前に、心は、その手紙を破り捨てていた。

「超キモイ!何なのよこれ!」

心は、本気で青ざめた。と言うのも、この手紙の内容の一部には、悪ふざけや冗談ではなく、間違いない事実が含まれていたからである。